アラフィフいろいろありすぎ

精神の病を抱えて人生の道を彷徨うアラフィフ。中年アラフィフが何をどこまでできるのか

Photo No.174 / ER緊急救命室

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PENTAX SP + CARL ZEISS JENA MC FLEKTOGON 20mm F2.8

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昨日ちょっと触れたのだけど、ここしばらく、ER緊急救命室を観ている

言わずと知れた海外医療ドラマの金字塔

ちょっと調べたらシーズン1は日本では1996年からの放送なんですね。今から24年前。ドラマのなかではまだ携帯電話もほとんど出てこない

観はじめてしまったのは、実は特に理由はなくて。昔シーズン2か3までテレビで観ていた記憶があるのだけど、結局途中から観てなかった。気にはなっていたけど、面白い作品は海外ドラマにはたくさんあるし、なかなか手を付けられなかった

AmazonプライムとU-NEXTで海外ドラマを観ているけど、ちょっと前にシカゴ・ファイアのシーズン5を観終えて、次のシーズンにいくまで何かないかな、と思っていたとき、パーソン・オブ・インタレストを観始めてしまった。それが配信終了直前に全話観終わったあと、プリズンブレイクの最新シーズンを観ていない事に気づき、観始める

そうして終わったあと、ウォーキングデッドを観ようかな、と思ったのだけど、どうもこれはじっくり腰を据えなきゃいけないなあ、とちょっと躊躇していて、そんな時に、たまたま検索に「ER緊急救命室」がひっかかったと、まあそういうわけ

観始めたらこれが、すごい。キャラが使っているモノや会話などで時代を感じることもあるが、ドラマのつくりとして古さは感じない。ものすごく世界に引き込んでくれる力を持っている

当時も思ったけど、このドラマの緊張感、緊迫感はすごいものがある。カメラワークがドクターを追いかけてずっと動いている場面も多いし、鉄の棒が刺さったとか、芝刈り機に手を巻き込まれてとか、ERで日常的? にありそうな、いわゆる日常で起きるリアルな事故っぽい患者が来たり

そういう緊迫感で突っ走るだけではなく、ヒューマンドラマもしっかり挟み込まれていて、こんなに視聴者を引き込む演出もなかなかないなあ、と思った

日本では何と言うか、救●病棟とか、まあいくつも医療ドラマはあるけれど、イケメン美女ばっかり出てくるし、患者とのお涙頂戴物語か、医師や看護婦の甘い恋愛ドラマで、深みがないように感じてしまう。まあこれは比較の問題なのだけど

ドラマとして深いのは「白い巨塔」ぐらいかしら、今思いつくのは。コウノドリも面白かったけど、あれは泣かせるためのドラマみたいな感じなのと、イケメン美女ばっかり出てくるので現実世界での出来事、というリアリティさには欠けていた。ドラマとして面白いなと思って観てはいたけど

ER緊急救命室にも、恋愛ドラマも患者とのほろっと泣かせる話もあるけれど、日本のドラマのそれみたいに、上っ面の浅い話じゃないのよね。もっと深みがあるというか。ドラマ盛り上げのために恋愛話を割り込ませてみた、みたいな、そんな浅さが日本の医療ドラマでは感じてしまう

そして緊急治療のリアルな感じ。血糊の色からして、何でかしら日本のドラマって「嘘の血です」っぽい血の色なのは。吹き出す血とかも、ERはリアルな(といってもリアルで見た事はないけど)感じがする。少なくとも「作り物です」的な血の色ではないし、だからドラマに集中してその世界に入り込める

日本のドラマと日本で放送(配信)される海外ドラマの決定的な違いはそこにある

いわゆるドラマとして楽しむぶんには、自分も面白そうな朝ドラは観るし、岡田惠和脚本のドラマは好きなので観るし、これは純粋にドラマ(メロドラマ的な意味で)を楽しむ感じ、とでも言うのか

コメディだったり、それ以外の日本のドラマのなかにも、あえて嘘くさいから楽しい、という世界がある。リーガルハイなんて面白かったよね。半沢直樹もそう。現実世界ではありえない話。だからドラマとして、演劇として、つくりものとして楽しめる。半沢直樹は顔のUPのシーンが多くて安易な演出と感じちゃうけど、あれはあれで楽しい。現実的にありえない物語としてみるのであれば、それはそれで面白いのだ

自分はまず、ジャニーズ系が出ていたらまず観ない。例外的に風間俊介はいわゆるイケメンの部類ではないし、個性的な役者としていい感じがするので観るけれど、それ以外のジャニーズが出てくるとまず観たいという気持ちが消える。イケメン、美女で主役周りが固まっているドラマも観ない。そんな世界はありえない世界だから

ちょっとでも「嘘くささ」を感じると、自分は現実に引き戻されてしまう。物語の世界に飛び込めずにさめてしまう

たとえばSF的な物語にしても、リアリティ、というとおかしいけど、嘘くささがそこにあると、もう観る気をなくす。簡単なたとえだと、恐竜が突然出てきて地底世界に生きていました、的な話はそれっぽくないけど、ジュラシックパークのように恐竜の血を吸った蚊の体内にあった血液から恐竜の遺伝子を取り出して復元して恐竜を生み出す、みたいに(ありえないとしても)ありうるかも、と思わせてくれれば、その世界に入り込める 

日本のドラマ界隈では、リアルな物語を作ろうとした途端、めちゃくちゃつまらなくなる。なぜならリアリティのためにはそれなりにお金をかけたVFXなどが必要なのに、日本のドラマはそこにお金をかけずに、視聴者うけするために真っ先にイケメン美女を用意するほうにお金を回すから。そうして嘘くさい血糊や安っぽいVFXで、リアリティのないガッカリした中途半端な映像になる。たとえば高校のクラスはみんな何故かかわいい子やイケメンばっかり。そんな学校、世の中にないし。たとえば病院の女医さんも看護師も脇役までみんな美人揃い、ドクターはイケメン、渋いダンディな人ばかりな病院。悪だくみをする理事長は「ザ・悪役」的な顔。そんな病院、ないし。それでリアルな物語を描こうとしたって、無理がある。その時点で嘘くさいし、物語の世界に浸れない。現実に引き戻されるような、冷めた目でしか見られないものが出来てしまう

同じイケメン美女にお金を回しても映画の場合はそもそももっとお金をかけられるケースが多いので、それなりのリアリティがあって物語にしっかり引き込んでくれる作品は出来上がるが、日本のドラマはそうはいかない。日本のドラマでしっかりお金をかけているのは、WOWOWなどケーブルテレビ系のもの(例えばMOZUとか)かNHKの大河やスペシャル的なドラマの一部くらいだ

まあ、そんな感じで僕は日本のドラマにはあまり興味がなくて(といってもフェアリーテール…ありえない話として面白そうなものは観るけど、ほとんど観ない。海外ドラマのしっかりしたつくりのモノの方がよっぽど物語の世界にひたって楽しめる

今観ているのはER緊急救命室の、まだシーズン3。シーズン15まであるので、しばらくの間は楽しめそうだ。観終わる前に配信終了にならなければいいけど、と思っているが

そしていつか、「シカゴ・ファイア」「ER緊急救命室」の舞台である、シカゴの街をこの目で見られたら、と思っている

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今日のメンタルポイントは55点。ちょっと不安感が強かった